TOUCH IT, “SILK”

シルクは繭から取り出されるタンパク質繊維です。
繭は蚕を守る殻の存在なので、それを構成するシルクは、適温を保ち湿度調整をする性質をもっています。

また人間の皮膚成分に近い12種類のアミノ酸タンパク質から構成されており、肌に優しい繊維です。
Pasquet,のシルクシリーズは、シルク100%のジョーゼット生地を使用しています。

シルクの起源

養蚕は、今から約3000年以上も前に中国から始まったと言われています。
中国の黄帝の王妃が、あやまってお湯の中に落としてしまった繭を、箸ですくい上げようとした際に、糸が絡まってきたのが、シルクの発見だったと言われています。

日本への養蚕技術は、弥生時代の中頃に伝わったとされています。
弥生時代の遺跡からは、絹織物が出土しており、この時すでに数種類の織り方や染色技術があったことがわかっています。古文書「魏志倭人伝」の中にも、卑弥呼が中国へ絹織物を送ったという記録が残っています。

シルク輸出大国だった日本

その後養蚕と絹織物の技術は日本各地に広まり、開国後には、シルクが日本の総輸出額の大部分を占めました。1900年代には、日本は世界一のシルク輸出国になりました。当時の日本のシルクは、質の面から高く評価されていたのです。

シルクのほとんどは横浜港から輸出されていました。
中国へと続く交易路であったシルクロードは有名ですが、日本にも、シルクを横浜へと運ぶ道「絹の道」がありました。この「絹の道」は、単なる輸送路としてだけではなく、文化交流や情報伝播にも大きな役割を果たしたそうです。このように、日本各地のシルクが横浜に集まり、世界中に輸出されることで、当時の日本の発展を支えていたのです。

シルクの吸湿性と保湿性

シルクは、吸湿性・放湿性に優れた素材です。綿の約1.5倍の吸湿性・放湿性があるとも言われています。この優れた特性は、天然繊維ならではの繊維構造からきています。

シルクは、目には見えない程の無数のタンパク質繊維の束によって構成されています。この束や繊維の間には極めて微細な隙間が数多く存在しています。例えば汗をかいているとき、余分な水分がこの隙間に入りこみます。微細な隙間のため、吸い取られた水分はすぐに放湿されます。人は1日に1ℓ以上の汗をかくと言われているので、雑菌の繁殖をも抑制するこの働きは、快適さだけではなく、皮膚への衛生面でも優れていると言えます。

汗をかくと、かゆくなりやすい肌の方は、ぜひ一度お試しください。

シルク特有の光沢

表面だけが光っている化学繊維の光沢とは異なり、シルクには繊維の内側からそっと光を放っているような光沢があります。

この光沢は、シルク繊維が三角の形をしていること、無数の繊維の層から構成されていることによります。
シルクに入ってきた光は、三角形の繊維の中で様々な方向に反射、拡散され、独特の光沢をだします。また繊維自体の形や屈曲、太さのばらつきも、光の反射を促し、光沢に深みをだします。

これは、人工的に画一化して作られる化学繊維には出し得ない質感です。

シルクには他にも、紫外線を吸収する、耐熱性に優れていて有毒ガスを発生しないなど、優れた点がたくさんあります。

しかし、同時に水に弱いなどの弱点もあります。

シルク商品をより長くご愛用いただくために、取扱いの注意点をよくご覧になってご使用ください。

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