某ファストフードのCM

フランスで流れている、某ファストフードチェーンのテレビCM。

お店に来る人や中にいる人達の頭の部分だけ、顔文字みたいな顔→ 🙂 になっていて、
みんな楽しそうにして、まさにハッピーな感じ!というもの。

私は見た時に、誰もが知っているこのファストフードに、みんな同じ顔で、同じ笑顔でやってくるというCMの意図が理解できませんでした。

おそらく日本だと、これとは真逆で、いかに人と違ってかっこいいのか、いろんな人がいて面白いとか、そういった差別化に焦点を置いているものが多いし、魅かれやすいのかと。

このフランスのCMは、フランス人からすると違和感はないらしく、
どんな人でも(出身国、性別..etc)、みんな平等に迎え入れますよ、と読み取れると。
確かによく見ると、顔から下の部分は、性別・人種・年齢、さまざまな人がいることに気付く。

人種的に比較的同じアイデンティティを持って、協調性重視の中にいたからこそ、個性や差別化に魅かれること。
出身国など、そもそも様々な違いを持っているからこそ、みんな平等に同じ権利があるということに魅かれること。

環境によってこういった捉え方も違っていて、自分の感覚が普通なんて決めつけてはだめってことですね。

ファッションやカルチャー分野においても、この感覚が反映されているように感じます。
フランスで、日本のカルチャーが注目されるのも、”なんだこれ、見た事ないよ”っていう面白さにあるのかもしれません。

 

pasquet_le_marais  pasquet_le_marais

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sawako

 

 

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